2007-01-29
「ネット君臨」と「ネットによる情報漏洩」というメディアの不祥事の関連した騒ぎ、不二家問題からあるある大辞典問題に移行する際の動き、朝日・NHK
報道問題の余波を受けた女性戦犯問題・・・などなど、ここ数日巷を賑わせている各メディアを見ていて感じたこと。
それは、
メディアが時に権威を、弱者の声を、内部事情通の声を利用し批判・批評・主張することで、あるべき「企業・国・地方・人」の姿を求め報じてきた、その「理想の世界」が、自らの業界に襲い掛かってきた風景が、目の前に展開されているように思えて仕方ないのだ。
彼らが、この「理想の世界」を全て望んでいるかどうかは分からない。しかし、彼らの
報道が、あらゆる形で世論の「
潮流」を生み出しているのは事実である。
その「
潮流」が生み出した結果が、今ここにある。
結果としてマスコミ報道が押し上げてきた道徳・モラル・価値観・正義感のレベルが、今まさにマスコミ業界にまで襲い掛かってきたのだ。それが良いのか、悪いのか。私には分からない。
寛容な心が仇になるときもあれば、過剰防衛が敵対心を生むときもある。赦宥の精神が甘えや付け上がりを生むときもあれば、過剰な厳罰が全体の萎縮感を与えるときもある。要するに、
まるで世の中の動きが「エネルギーの保存則」であるかの如く、ある方向に情勢が進むと、別の方向へも情勢は動くと考えるから。その
潮流は、今まさに津波の如くやってきた。
そこには、既存
マスコミが敷いてきたスルー
報道、矮小化・歪曲化という、防波堤のようなものでは飲み込まれてしまうし、いつか決壊してしまう。
公正・公平なる報道をいくら謳っても、彼らが世論を巻き込み、押し上げてきた潮流は、大多数の報道がいくら正確・事実に基づいた報道であろうとも、僅かな欠陥報道でも侵食され、今まで耐えられてきた報道問題では、既に耐えられなくなっているのだから。そして、私は笑顔も無く困惑した顔で、津波に飲まれながら冷たくこう言い放つだろう。
「ようこそ!貴方達が望んだ、理想の世界へ。」
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