Home > 2008-04 / 特集:硫化水素自殺と報道 > This Entry [com : 12][Tb : 3]
硫化水素を使った自殺が目につき出したのは1年ほど前からで、インターネットの自殺サイトで「簡単で確実に死ねる」として生成法が紹介されているため、最近は若者を中心に流行のように広がっている。→ 「硫化水素を使った自殺が目につき出したのは1年ほど前から」というのは毎日新聞の主張通り。そして、インターネットに硫化水素の生成法が紹介されているのも事実。
戦前の伊豆大島・三原山など時代とともに“自殺名所”も生まれては消えてきたが、インターネットが普及してからというもの、自殺サイトが同じ手段による自殺を広い範囲で誘発させる新しい現象が生じた。→ ここまでくると、さすがにメディアの「独善」っぷりに慄然とするばかりだ。
最近は見知らぬ者同士が練炭で集団自殺を図るケースが相次いでいるほか、自殺願望者が“殺し屋”を募り、実際に請け負った男に殺害される事件まで起きている。命を軽んじる風潮を背景に、自殺へと駆り立てるインターネットの魔力の不気味な広がりに、慄然(りつぜん)とするばかりだ。
マスメディアというのは、ただの情報発信機関ではなく、情報という凶器を振り回す怪物です。いびつな寡占構造により付与されたあまりに大きすぎる影響力が、情報を凶器に変えるからです。→ インターネットを介した犯罪だと、「薄暗いバックにパソコンのキーを叩く」映像を添付するのは、まさにマスコミの十八番だ。携帯電話を使った犯罪や、携帯電話のメールを使った犯罪が起きても、同じような映像が流れている。単純化も甚だしいものである。
そんなマスメディアがもっとも取り扱いに気をつけなくてはならない危険物のひとつが、自殺報道です。著名人の自殺、流行の自殺…そうしたことは、その事実を伝えるだけで確実に何人かの人間を死に追いやる魔情報です。にもかかわらず、今マスメディアはこぞって硫化水素による自殺を伝え、流行に拍車をかけています。
さらにその自殺流行の責任を、案の定ネットに押しつけています。先日見たNHKニュースでは、薄暗いバックにパソコンのキーを叩くおどろおどろしい映像を映して、ネットの恐ろしさを印象づけていました。
確かにネットは、自殺の形を変えました。生活のさまざまな部分を変えたのと同様に。しかし、今回のような“ブレーク”がネットの力学で起こったと結論づける根拠はどこにもありません。→ 「平然と危険な爆発物に火をつけました。」という表現は、まさにその通りだと思う。
ネット上には硫化水素を発生させるだけではなく、たくさんの興味深い危険情報が転がっています。しかもはるか以前から。それがなぜ今、硫化水素なのか?
火をつけた犯人は、マスメディアの報道と考える方が妥当です。
確かにネットは危険な爆発物であふれています。しかし突き詰めれば、あらゆる生きた情報というものは、危険をはらんでいるものです。問題はそれに火をつけるかどうか。ネットが危険なもののように感じられるのは、ネットの登場により、実はマスメディアの持つ危険性が表出しやすくなっただけという側面が大きいのです。
ぼくはこれまで、この話題について書くのを意図的に避けてきました。1日わずか数千人の参加者しかいないブログといえども、おかしな流行の拡大に加担したくなかったからです。同じ思いのブロガーは多いと思います。しかしマスメディアは、平然と危険な爆発物に火をつけました。そして何人もの命を奪いました。
自殺サイトが自殺の誘因となっているだけでなく、硫化水素が別の犯罪に悪用される可能性も重視し、警察当局は監視に努めて、ネットの開設者やプロバイダーに自粛や削除を求めるべきだ。自殺との因果関係が認められた場合は、自殺ほう助罪の適用なども視野に入れて取り締まりを強める必要がある。自殺サイトに限らず、反社会的なサイトを追放する機運も、盛り上げねばならない。→ マスコミが最も嫌う「表現の自由に対する、公権力の介入」を、インターネットに対してはやっちまえ!という意見。この社説を執筆した人は、「表現の自由」を守ることについて、マスコミ以外には非常に厳しいですね。
警察当局は監視に努めて、テレビ局や新聞社に自粛を求めるべきだ。自殺との因果関係が認められた場合は、自殺ほう助罪の適用なども視野に入れて取締りを強める必要がある。自殺報道に限らず、反社会的な情報を追放する機運も、盛り上げねばならない。→ メディアに対して、このようなオウム返しのごとき「皮肉」を言われるのも当然だと思われる。
ネットの情報は発端に過ぎない→ そもそも、「明らかにインターネットで情報を見た連鎖反応」と評しているのに、そんな危険な連鎖反応起こすサイトをマスコミが「公共に向けて紹介」し、「自殺方法を無差別に紹介」しているかのごとき状況に対して、鳥越氏はマスコミの一端を担う者として、またジャーナリストとして責任を微塵も感じないのだろうか?それとも、マスコミは特別扱いされるとでも思ってるのだろうか?
ネットに書かれた方法を見たことで、誰かが硫化水素による自殺を図ったことが発端である可能性が高いことを私は否定しない。しかし、ここまで硫化水素による自殺が連鎖している原因が果たしてネットが最大の原因かと言えば私には疑問符が残る。
「硫化水素自殺が続く 鳥越「ネット情報見た連鎖」: スーパーモーニング :J-CAST テレビウォッチ」で、鳥越氏はこう述べている。
明らかにインターネットで情報を見た連鎖反応、練炭自殺に変わる方法でまるで流行のようだ。社会が病んでいるとしか思えない。
先に書いたように発端はネットかもしれない。また「ネットに氾濫する有害情報=社会が病んでいる一つの証左」であることも否定しない。しかし連鎖反応、あるいは「流行」という表現が適切かどうかはともかく、硫化水素による自殺が多発している原因が、鳥越氏が指摘する「明らかにネット情報によるものだけ」とは私には思えない。
http://erict.blog5.fc2.com/tb.php/239-c9b0ed48
硫化水素を発生させることによる自殺が相次いでいる。これに対し、警察が国内のプロバイダーに硫化水素を発生させる方法など、自殺を促すような書き込みを削除するように申し入れたという。しかし、海外のサーバーまでには手が届かない話であり、完全な解決策とは言えな... ...
ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘 : 2008-04-26 15:34
インターネットに「自殺幇助」を転嫁するマスコミ::マスコミ関係 から Meine Sache 〜マイネ・ザッヘ〜: 死を誘発するマスコミの罪深さ こちらのコメント欄で知ったんですが、コレ。 自殺対策支援センターライフリンク 「いじめ自殺」報道のあり方 表題こそ「いじめ自殺」 ...
ちょいmemo : 2008-04-26 18:26
硫化水素発生方法なんて教科書に載っているという理由で、発生方法をインターネットで流布している人は自重しろ。確かに発生方法は載っているが、発生されるための薬品が何に入ってるか、までは載っていない。表現の自由が認められるからといって何を書いても良いわけではな ...
最終防衛ライン2 : 2008-04-28 10:13
Comment
マスコミが硫化水素を使った自殺を取り上げる頻度と自殺件数の増加の相関を取ってみれば、こういう連中を少しは黙らせることが出来るんでしょうか。
情報系の学部ですのでやはり、マスメディア出身の講師の方がいます。
その方曰く、「マスコミの思想、表現の自由は個人のそれよりも優先されるべきもので、
マスコミは特別な存在である。」
端的ですが、この様な意の事を述べていました。
最初からネットで硫化水素での自殺を検索して実行するよりも、
TV等での報道でそのような方法がある事をしってからネットで
詳細を検索して実行する人の方が多いような気がします。
それと、日本のマスコミは
http://www.lifelink.or.jp/hp/jisatsuhoudou.html
このようなモノがあるのは知っているのでしょうか?
ぜひ、一度熟読して頂きたいものです。
ネットでどんな情報でも単語さえ分かれば調べられる事を。
故に硫化水素の情報を流せば、それを知った者がネットから情報を得て真似をしようとする者が現れるかもしれない事を、報道を公開する前に予想できたはずである。
更にネット検索では本人が知らない単語については調べようが無いのだから、無神経に情報を垂れ流したマスコミが原因である事は明白であると思う。
「ネットでこのような情報を得た人間が実行に・・・」
とか言い出してからですよね。
かくいう私も毎日ニュースサイトなんかをいくらか巡ってはいますが
この話題について知ったのはやはりTV報道が先でした。
皆さんもおっしゃっている通り、ネットにそういう情報が落ちてたのは事実でしょうが
「ネットで探せば見つかるぞぉ〜」と親切にも皆に教えてくれたのは他でもないTVでしたね。
普通にネットを見てる私のような人間でも知らなかったというのに余計な真似を…
で、「ネットが悪い」「事実を報道するのは正義」。
呆れます。
もう情報は出回っているのだから
明日でも自分の近所で自殺者がでて巻き添えをくうかもしれない
それはごめんだ、迷惑きわまりない
できれば「方法」が見れないようにしてほしいくらいだ(不可能だろうけど)
だいたい新聞記事から検索語を抜き出して、検索して「方法」が出ているサイトを
探し出して自殺するような人が新聞なんて読んでいるのだろうか?
そういう人は自殺サイトをいつも見ていて、何とか楽に死ねる方法が知りたいと
いつも思っていてサイトから情報を得たんじゃないか?(あくまで想像だが)
マスコミよりも最初に自殺者が出た記事から検索語を抜き出してそこからいろいろな
商品の成分を調べて化学の本も調べておそらくこうだろうと「方法」を見つけ出して
それを自分のサイトなり掲示板なりにだしたひとが一番問題じゃないか
最後に見もふたも無いことをいうが単なる断片的な検索語から「方法」を調べて自殺する
人は結局自殺しちゃうんじゃないだろうか?
ひとことがふたことになっているが(笑)
「死にたきゃ勝手に死ね。ただし他人に極力迷惑をかけるな。」
と多くの方が思っていることだろう。
今回はテレビを見るだけでほとんど精製法までわかってしまう。自分はおろか他人を殺せるほどの毒ガスがな。
それについて問題視するのは当たり前だし、別に自殺者を止めたくて記事にしてるわけじゃないんだぜ。
こんな最悪な自殺方法流行らすなってことだよ。自粛せずにインターネットのせいだぜ、自分たちは連日連夜
ご丁寧に自殺方法を紹介してくれてな。
更に言えば検閲して削除は最低の行為だ。ここまで来たら情報を知っておいて自衛につとめなければ自分が
危ないからな。対策を熟知してないと二次災害が次々に発生するぜ。
多種多様な見方(偏見)に触れられるネットの存在は自分にとって非常に重要だ。
規制によりこれを阻害されては絶対にいけない。
〜続きはWEBで『硫化水素で自殺』を検索!!〜
と言っている?